検索順位チェックツールとして有名なのは日本国内だと「GRC」というパソコンにインストールして使うソフトウェアがあります。
しかし、GRCはインストールしているパソコンでしか閲覧できなかったりと万能ではないです。
そこで紹介したいのがahrefs(エイチレフス)の「Rank Tracker(ランクトラッカー)」です。
GRCを長年愛用してきた人にとっては戸惑いを感じることもあるでしょうが、検索順位チェックの労力を減らすことが出来る可能性を感じる「Rank Tracker(ランクトラッカー)」について紹介します。
Rank Tracker(ランクトラッカー)とは?
被リンクチェックツールとして有名なahrefs社のahrefs.com(エイチレフス)というツールの1機能になります。
正直なところRank Trackerは被リンクチェックツールとはかけ離れた機能であるため現時点では「オマケ機能」という言葉がふさわしいですが、使用する分には大きな問題もありません。
Rank Trackerで出来る事はGRCを使用している人ならピンとくるでしょうが検索順位のチェック機能です。
検索順位を調べたい「キーワード」と「対象URL」を指定します。
そうすることで1日1回検索順位を取得してきてデータとして蓄積してくれます。
Rank Trackerの使い方
Rank Trackerの使い方はahrefsの有料アカウントがあればすぐに使用可能です。
検索順位を計測したいURLやドメインはあらかじめahrefsのダッシュボードに登録しておいてください。
ダッシュボードに登録してあるサイトはRank Trackerのページに自動的に出てきます。
次に順位監視をしたいキーワードを登録します。
下図のようにカンマ区切りで複数登録可能です(エンターを押すことで自動でカンマが入ります)。
これは後からでも追加削除などの編集が可能です。
事前準備としてはこれだけです。
あとは1日一回ahrefsが順位計測をしてくれます。
また、このようにロケーションも聞かれますが、通常日本ロケーションがデフォルトで入ってくるはずなので設定を変える必要はなさそうです。
はい、あとは順位データが集まるのを待つだけです。
Rank Trackerを使う手間はほぼゼロ
基本的に上記の簡単な準備さえ済ましてしまえばあとはGRCのように順位チェックを実行させたりする作業は不要です。
GRCだとGRCをインストールしたマシンで自分で順位チェックを実行するか、自動チェックだとしてもマシンの電源がついている状態でインターネットに接続している必要がありました。
なのでGRCの場合は順位チェックが取得できない日がどうしても出てきてしまったり、順位チェックの時間が毎日バラバラで一定ではないこともあり、多少残念に感じていました。
GRCは結局のところ日本で使用するのには最高のソフトであるということは疑いようのないことですが、ahrefsのRank Trackerではそのような欠点も払拭されていて将来性を感じます。
Rank Trackerでこんなデータを取得可能
ahrefsのRank Trackerで必要最低限以上のデータは取得できます。
- 順位監視キーワード
- 検索順位
- 検索ボリューム
- 予想トラフィック
- 上位10サイトの情報
- ランクインURL
- ロケーション
など単に現在順位を知るためなら必要十分なデータと言えます。
のマークをクリックすると順位の推移も見れます。
過去の順位が見やすく一覧で出てくるGRCのほうがこのあたりは見やすいと思います。

検索順位チェックだけに専門特化したGRCのほうが圧倒的にわかりやすく詳細に表示されるけど、ライトな使い方でよいのならランクトラッカー1本化も不可能じゃなさそう
サイトの成長度合いの確認も簡単に可能
このように、最低限順位をチェックしたいというニーズはRank Trackerで十分満たされます。
Rank Trackerはズバリここがイイネ!
表示の分かりやすさシンプルさではGRCのほうが上ですが、逆にGRCでは取得できない「トラフィック予想」だったり、「競合10サイトの情報」だったりと使える情報も多いです。
またGRCはPC版順位チェックとモバイル版順位チェックが別売ですが、ahrefsのRank Trackerなら1つのライセンスで利用可能ですし、なにより、順位チェック実行などの作業をほぼ手間ゼロでやってくれるのがありがたい機能です。
さらに忘れちゃいけないのが、ahrefsのメイン機能である被リンク分析ツールも使えるということもあり、SEOの専門家や業者でもない限りわざわざGRCほどのツールを用意しなくても済む可能性があります。
こんな人はGRC不要でRank Trackerだけでも良いかもしれない
こんな人はRank Trackerを検討してもいいかもしれません。
- 検索順位をそれほど強くは意識してないウェブマスター
- GRCを面倒に感じる人
- ahrefsを使用中もしくはこれから使用する予定のある人
- 雑記ブロガー
- 最近GRC見る機会が減ったなと感じる人
ゴリゴリの商標ミニサイトアフィリで検索順位が命という人はGRCを利用するべきですが、そうでもないなという人はahrefsで一本化を検討したほうがミニマリストになれるのかもしれません。

僕はといえばGRCはまだ手放せないので、両方使っています
主にWebメディア運営やSEOコンサルティングの活動を行っています。札幌在住のフリーランス。その他の活動:オウンドメディア立ち上げ/コンテンツ制作/プロジェクトマネジメント/Webデザイン/LP制作
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