「あるキーワードで上位表示されていないあるいは、上位化されているけどクリックされず読まれない」という悩みを抱えたウェブマスターはたくさんいると思います。

これはどういうワードで上位表示されているか?や、上位表示されている検索ワードのアンサーになっているか?
キーワードAではアクセスされないけど、別のキーワードBではとても読まれている等

いろいろなことが複雑に絡む問題でなので、安易なクエリ改善は全く持ってオススメ出来ません

サーチコンソールの検索アナリティクスを使用してサイトのアクセスアップだけにとどまらず、売り上げなどの成約アップまでも狙えるSEO検索クエリ改善講座と題して解説していきます。

むやみにページを増やしまくってアクセス数を稼ぐよりも、今回はクリック率(CTR)の改善メインで行きます。

検索クエリ分析をしなくてはならない理由

サイトのアクセス数は月間100アクセス行けば、300アクセス、500、1000と伸ばしていきたいものです。

自然検索流入では外的要因(ニュースやトレンド)を除き、黙っていてもアクセス数の増え方には限界があります。

かといってやみくもにペルソナを無視した記事を入れたり、SEOだけのためのテキストを追加したりすることはいかがなものでしょうか。

その前にやれることもあります。

検索クエリの改善です。

検索クエリの改善はユーザーのためにもSEOのためにも有効な施策で、集まったデータをもとに改善するので成功率もかなり高い施策です。
文字数・記事数だけのパワーで押し切ろうとせずに検索クエリの改善を行う必要があるのです。

検索クエリを分析すると以下の①~④の改善のヒントが得られます。

見つかる問題点① ~ 上位表示されない

これは主にSEO対策がメインになる問題ですが、検索アナリティクスのCTRや実際に検索されているクエリを見ることで検索順位の上位化を目指すヒントが得られます。

見つかる問題点② ~ クリックされない

クエリ例「賢威」

クリックされない、すなわちCTRが低いというものは最も改善をする価値があります。

なぜCTRが低い?
代表例

  • 検索意図にあっていないから
  • 商標ワードだから
  • titleタグのつけ方がイマイチだから
  • 飽きられたから
  • 検索順位が低いから

等です。

ほとんどの場合、検索意図にあっていないtitleを設定していることが問題になります。

ではtitleを検索意図に合わせて改善するのですが、重要な注意点があります。
後述するので読んでから改善するようにしてください

見つかる問題点③ ~ そもそも検索されない

狙ったキーワードでアクセスが全くないのを検索順位だけのせいと決めつけないでください。

サーチコンソールのクエリの分析をしてみるとそもそもニーズが少ないものを扱っていたという場合もあります。

キーワードAは検索ボリュームも3万くらいある!という場合でも、単体でしか検索されないワードというのも案外たくさんあります。
このような特性をもつキーワードはアクセスを集めるのに上位化しない限り難しいです。
反対に、僕が作ったサイトで最高にパフォーマンスが良かった例としてキーワードプランナーの月間平均検索回数が320のサジェスト網羅のみでサイトを作成したもので、月間アクセス数が10000を超えるものもありました。

KANKAN

サジェスト網羅でそこそこのアクセス稼げるとは思っていたが、こんなに広いと思わなかった!

見つかる問題点④ ~ 成果が出ない

これは難しい問題です。
理由は検索クエリの改善だけでは解決できない場合も多いからです。

検索クエリの分析で出来る改善としては「そもそも売れない客を集めてきてはいないか(検索意図に沿わないページにアクセスさせている)?」というところですが、実際には

  • そもそも売れない商品
  • ランディングページが悪い
  • 購入フォーム(お問い合わせフォーム)が悪い
  • コンテンツによる訴求が足りない

などが考えられます。

サーチコンソールでCTR改善案を出す

前置きが長くなりましたが、具体的なクエリのCTR改善方法を解説します。

まず、サーチコンソールは連携必須なので、必ず閲覧できる状態にしましょう。

サーチコンソールにログインして検索アナリティクスというページを開きます。
検索アナリティクスを開く

検索クエリ改善のやり方

具体的な検索クエリ改善の手順です。
僕の場合使うデータの範囲は直近28日間が多いですが、データが足りないように感じたら90日間のデータに切り替えてもよいでしょう。

過去28日間

  • クリック数(実際のクリック数)
  • 表示回数(検索結果で表示された回数)
  • CTR(クリックされる率)
  • 検索順位

これらの情報は必須なのでチェックボックスは以下のようにマークして作業しましょう。

チェックボックス

初期状態は「クリック数」のみにチェックが入った状態です。

まずは機械的に問題クエリを抽出

まずは集めたデータを機械的に振り分けるのが良いでしょう。

クエリ一覧とクリック数、インプレッション、CTRが記載された形でエクセルなどに貼り付けると作業しやすいと思います。

例:pixabay

これをコピーして
エクセルに貼り付け

エクセルに貼り付けます。

これで作業準備完了です。
ここからは実際の作業ですが、さまざまなやり方がありますが、手っ取り早く

「表示されてるのにクリック率が悪い」

さらに

クエリを「pixabay」関連を軸に見ていきます。

KANKAN

要はpixabayで順位取れてるし記事頑張ったのにどうしてアクセスないんだろう?という分析です

ものの改善作業に入っていきます。

ソートかけた

CTRの低さやインプレッションの多さでソートしてもなんでもわかりやすい並び替えをするとよいです。
画像の例ではソートするまでもないような感じですが、これが軸となるクエリ未指定の場合や大規模サイトだとソートが有効な方法になります。

そして上記の画像の黄色にしたクエリに注目します。

理由は、表示されているのにこれっぽっちしかアクセスがないからです。

このように改善する候補クエリが2つ出てきたので、本当に改善すべきか精査していきます。

改善すべきクエリか精査

画像の例で続けますが、候補として
「pixabay」
「pixabay 安全」

というものが挙がっています。

何も考えずに
じゃあこの2つのワードをタイトルとコンテンツにぶち込めばいいや というのは絶対やめてください。

自分の対象ページと検索クエリの検索意図がマッチしているかよーーーく見てください。

検索意図は実際にGoogleで検索してみて上位サイトを見ればわかるでしょう。

pixabay安全

そうすると分かったこととして
「pixabay」はフリー素材の配布サイトなので、普通にpixabayへ来たい人の検索意図であるということが分かったので大きな修正はなし。
また、商標ワードそのままはCTRは低くなる傾向があるので気にしないことにしました。

ところが、
「pixabay 安全」の検索意図は、フリー素材のロイヤリティや著作権が大丈夫なのか?という意味の「安全」という検索意図だそうです。
どうやらpixabayへ訪問使用した検索意図ではないみたいです。

なので公式サイトではない自分のサイトにもアクセスを流すチャンスはもっとあるかも?!ということで改善するページの対象にしました。

そもそも検索意図が自分のページとマッチしていない場合もあります。
そんな時は自分のサイトのキーワードを変えるか、検索意図に沿った内容にリライトしてやります。

まあ雑な例ではありますがこんな感じの繰り返しで対策するクエリの優先順位をつけていきますが、最後の注意点があります。

本当に改善して良いか確認

「検索結果にたくさん表示されている」
「クリックされない」

→よしじゃあタイトル変更だリライトだというのはちょっと待ってください。

この方法だと問題があります。
アクセスを減らす危険性があります。

安易なクエリ改善は危険な理由

理由は、これから修正しようとしているページが別の検索クエリでもっとアクセスを稼いでいるかもしれないからです。

対象ページがほかにどんなクエリでヒットしているかもサーチコンソールで調査可能なので必ずやってください。

ページ指定

画像のようにページ指定が可能です。

改善したいクエリの対象ページは「ページ」のラジオボタンで切り替えて、クエリのフィルタをかけている人は外せば、このページ(画像では/165/)がどんなワードでアクセスを集めているかがわかるようになります。

これをやらずして、タイトルタグやコンテンツを開始してしまうとアクセスのあるクエリをつぶしてしまう可能性があります。
ページの修正をする場合でも、既存のクエリを見ながらやるようにしてください。

蓄積されてきたデータを活用しない手はありません。
想像でやるのではなくこの蓄積されたデータをフル活用してください。

すぐ結果が分かる施策

検索クエリ改善のキーワードの探し方や方法の説明は以上です。
CTR改善をすると効果が出やすいキーワードの探し方メインで解説しましたが、実際にはどう修正するかというのも若干テクニックが必要です。

タイトル変更やリライトの結果の成果測定も忘れずに行ってください。

本来サイト設計の段階で上手な人ならクエリの修正も少ないのでしょうが、ゼロの段階で完璧なサイトにするのは至難の業です。
ですが、蓄積されたデータは限りなく答えに違うのでいわばカンニングした状態でサイトの修正が出来るというわけです。

アクセスに伸び悩んでる人はチャレンジしてみてください。