YMYLの話や健康アップデート、恋愛アップデートなどの●●アップデートの話はツイッターでも盛り上がりを見せますが、正直Googleに振り回されるのはほどほどにして本質的に評価を下げられないサイト作りを考えていく必要があります。
いくらGoogleにグチグチ文句を垂れたところであくまでもGoogleが提供するサービスの中でSEOを考えなくてはならない以上はGoogleの規約にのっとったサイト運営を心掛けていかなくてはなりません。
しかし、いくら「ユーザーのためになる……」と言われても現実問題そう簡単に評価されません。
具体的にサイト作りやサイト運営で変動・アップデートに強いサイトを作るにはどうするか解説します。
訪問者を失望させて検索結果に返さない事を念頭に
本質的にGoogleは利用者の役に立つページを上位表示させます。
役に立たないページを上位表示させていては検索で調べものをするユーザーはいなくなってしまいます。
検索されてくるクエリの検索意図を理解するマーケティング能力と少しの想像力が求められます。
検索意図を探るマーケティング能力
例えば極端な例だと「Amazon」と検索するユーザーの99.9%はAmazonで買い物をしたいからAmazonの公式サイトをまるでブックマークであるかのように「Amazon」と検索してくるでしょう。
そんなの当り前だ
と感じるでしょうが、この検索意図こそがSEOやマーケティングでとても重要です。
ところが、そのような検索意図を無視し、
「Amazon」というキーワードの出現回数を何回で…文字数が何文字で…とSEOを語る人がいるのが驚くばかりです。
Amazonは極端すぎる例ですが、検索意図に合わないページはそのクエリでは上がってこないですし、万が一小手先のテクニックだけで上がってきても長続きした例は経験上ありません。
この検索意図は変動のたびに進化し、より検索意図に近くなってきています。
検索意図を無視してSEOのテクニックで上げてきているサイトは変動で評価が下がっていきます。
検索意図を調べる最もスタンダードな方法は実際に検索してみて上位のサイトを穴が開くほど読み込むことです。
そうして参考にしつつも自分の想像力も働かせます。
自分のオリジナルな色も出していかないと先に出たサイトを追い抜くのは出来ないか時間がかかってしまうことでしょう。
上位表示されていても読まれていないようなら早急にリライト
自分のサイトが狙い通りに上位表示されていたとしましょう。
注意するべきはサイトが読まれているか?
といういわば答え合わせです。
ヒートマップや滞在率、直帰率を見てサイトに検索者の求める「答え」が置いてあるか判断することが可能になります。
ユーザーが求める「答え」というものを知るのは非常に難しいです。
例えば
「●● 評判」と検索されてきたとすると
- いろいろな評判を調べたい
- 良い評価をみたい
- 悪い評価をみたい
このように想像できます。
”評判” = 「ああ、口コミを並べとけばOKか」なんていうのはマーケティングとも調査とも言えません。
単に純粋にいろいろな評価を読みたいユーザーであればよいのですが、「悪い評判」を探しに来たユーザーに「べた褒めの評判」を紹介しても検索意図とは180度離れてしまっています。
このように検索意図の真の意図を見つけるにはそれなりの苦労がありますが、これを怠るとどれほど労力を割いても割いても検索順位は上がらないし、上がってきても長持ちしないでしょう。
情報の網羅性がある
全ての場合で網羅性がユーザーにとって本当に利益があるか?というのは個人的には疑問がありますが、事実情報の網羅性があるサイトは変動でも微動だにしないことが多いです。
情報の網羅性と言っても、広ければよいということではなく、自分のサイト設計の範囲での情報の網羅性と専門性です。
これはミニサイトにするか大規模サイトにするかというポイントになります。
ミニサイトのほうが狭く深く作りやすいので狙うクエリをどこまでの範囲にするかというのが重要です。
基本的にはミニサイトや専門サイトのようなスタンスのほうがSEOで変動に強く上位化もしやすいし、訪問者にもメリットが多いことがほとんどです。
独自ドメインか中古ドメイン
変動で安定するのはそのサイト専用に取得した独自ドメインでしょう。
独自ドメインを使わないと、ページの評価が外的要因で安定せずに結果的に順位が安定しない傾向にあります。
また、中古ドメインを使うとずっとインデックスされてきたということもあり、順位は変動では動きにくいようです。
MFI(モバイルファーストインデックス)
検索者の端末や画面解像度をよく知っておいてください。
モバイルのユーザーがほとんどなのに適切なフォントサイズではない場合や、モバイルでレイアウトが崩れたりしているとモバイルファーストインデックスの影響もあってより評価を落としやすくなります。
検索者がPCが多かったとしてもモバイル対応していることはもはや必須条件なので、必ずモバイル対応させることが、変動に負けないサイト作りの必須条件です。
評価が下がるサイトがあれば必ず上がるサイトがある
順位を下げたら自分のページの評価が下がったと早とちりしないでください。
自分のページの絶対評価は変化なしかもしれません。
相対評価としては順位は下がりますが、落ち着いて上位サイトをよーく見てみることです。
かならず要因があるはずなので競合調査をすることを忘れないでください。
競合調査をするのにツールを使うと感覚では見つからないことも見えてくる場合があります。
統計からコンテンツSEO・コンテンツマーケティングを分析出来るツール
被リンク状況を分析できるツール
主にWebメディア運営やSEOコンサルティングの活動を行っています。札幌在住のフリーランス。その他の活動:オウンドメディア立ち上げ/コンテンツ制作/プロジェクトマネジメント/Webデザイン/LP制作
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