MOZの中の機能である「Open Site Explore」について解説します。
基本的な使い方は「ahrefs(エイチレフス)」「Majestic SEO(マジェスティック)」などと同様でURLを入力してバックリンクの詳細や各種スコアを閲覧するのに使用します。
日本でも比較的利用者の多いツールでSEOなんかの話題に「DA」「PA」などMOZ独自の指標が出ることがあるので覚えておいて損は無いでしょう。
MOZ(Open Site Explore)の基本用途・特徴
いくつかの使い方はあるにせよ、基本的な利用用途は被リンク(バックリンク)の調査でしょう。
本格的にSEOに取り組んでいる業者などは「ahrefs」「Majestic」「MOZ」の3つのツールを取り入れているケースも多いです。
使い方は他社製ツールと大差なく、調査したいドメイン名やURLを入力するだけです。
上記のように調べたいドメイン名(例:example.net)を入力すると、
他のツールでもおなじみの画面が出てきます。
よくある参照元URL・アンカーテキスト・参照先URLなど基本的な内容は確認が出来ます。
被リンクを精査したい場合、参照元サイトの品質をチェックしていくのが基本作業になるでしょう。
これだと被リンク調査ツールと何の変りも無いようです。
では、Open Site Exploreは他のツールと比較した際、どんな特徴があるのでしょうか?
Open Site Exploreの特徴
上述したように被リンクの基本情報を調べるツールとしてはまあ無難に使えるツールとなっていますが、被リンク情報の正確性やクロール頻度などを考慮したら、ほかのツールと同じくらいかそれ以下だと思います。
しかしながら、MOZ(Open Site Explore)独特の指標はやはり有ります。
数ある独自指標の中でも信仰している人も何人かあったことがありますし、時にはGoogleページランクの後継のごとく語られることもある(個人的にはそうは思わないが)くらい有名な指標があるので解説します。
DA(ドメインオーソリティ)/PA(ページオーソリティ)
MOZの独自スコアの中では最も有名です。
リンクを評価してMOZ独自でSEOの評価点をつけています。
100点満点で高ければ高いほどSEO価値は高いとみなされます。
ちなみにDA/PAの違いは簡単に言うとDAはドメインの評価で、PAはページ単位の評価という感じです。
ただ、いろいろなドメインを調査してみた感じだと検索順位と連動しているという意味ではMajestic SEOのTF(トラストフロー)のほうが相関性が高いように感じました。
MOZのDAだと人工的なスパム行為も割と加点されてしまっており、減点の評価が甘いように思えます。
ただ、たくさんのドメインを調べたといってもたかが知れた数なので、あくまでも個人的な所感にとどめておきます。
Spam Score(スパムスコア)
私の用途だとMOZの中では最も使える指標です。
一言で表すなら「スパム度」を測定した指標で0-17の点数になっており、0が最も安全で17に近づくほどスパム度は高く危険であると判断できます。
ドメインのスパムスコアが
- 0~4:比較的安全
- 5~10:注意
- 11~17:僕なら買わない
中古ドメインなどを購入する際、見ています。
SEO目的の中古ドメインでなくても、完全に新規ドメインでないならチェックしておいたほうが良いでしょう。
調べているドメインだけでなくても、獲得している被リンクのスパムスコアもチェックします。
スパムスコアが高く疑わしい被リンクばかり獲得しているドメインは、要注意です。
被リンク一覧画面に以下のように表示されています。
正直、三番目に見るのがMOZ
被リンク調査目的で日本国内でも有名なツールに「ahrefs」「Majestic」がありますが、使いやすさや情報の精度から見ても、MOZの(Open Site Explore)は三番目に使うツールだな、というのが正直なところです。
しかし、DAやスパムスコアなどほかのツールには無い視点で調査もできるのでどのツールを使うかは好みの問題でしょう。
個人に比べて予算が割きやすい傾向にある企業、特にSEO業者やWEBマーケティングの会社は導入をオススメしますが、個人であれば微妙なところだと思います。
価格は
最も人気なスタンダードなプランで約150ドル、最安のプランでも約100ドルと安価ではありません。
30日間トライアルや無料機能もあるようなので、気になる人は試しては?
主にWebメディア運営やSEOコンサルティングの活動を行っています。札幌在住のフリーランス。その他の活動:オウンドメディア立ち上げ/コンテンツ制作/プロジェクトマネジメント/Webデザイン/LP制作
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