中古ドメインの選定や、ドロップキャッチの際にそのドメインの安全性やSEO的価値の調査をすることになりますが、ドメインの査定にはいくつかのツールを使う必要があります。

中古ドメインの価値をスコア化してくれるahrefsやMajesticSEOはわかりやすいのがメリットと言えますが、スコア値だけに頼っていてはリスクの高い中古ドメインを使うことになったり、SEOで失敗する可能性も高まります。

中古ドメインの選び方で最も大切なのは過去の運用履歴です。

しかし中古ドメインの持つ過去の運用履歴はどうしても人の目で見て良し悪しを判断する必要があり、個人差が出てしまうところでもあります。

今回はそんな個人差を最小限にするべくインターネットアーカイブのウェイバックマシーンを使った目利き方法のコツを紹介します。

「良い中古ドメインの条件」書きました!

ウェイバックマシーンの使い方についてはコチラの記事でも書いています。


Majesticを使ったドメイン調査はコチラの記事に書いておきました。

失敗しない中古ドメインの品質査定

中古ドメインの選定は完全に自分でやればなおのこと、専門販売店でさえ失敗する可能性が高いです。
ここでいう失敗とは、最も分かりやすいこととして「手動ペナルティ」が始めからついていることや、手動ペナルティは無くとも民間ブラックリストに登録されていたり、アドセンスのアカウント停止になっていたりということです。

100%の確率でダメな中古ドメインを見抜くのは難しいですが、あるポイントを押さえれば高確率でマイナス効果のドメインは回避することが出来ます。
主にインターネットアーカイブのウェイバックマシーンを使った方法を解説していきます。

スコアでフィルタリングする

まず最初にウェイバックマシーンで目視するのに大量のドメインリストがあったのでは時間がかかりすぎます。
ウェイバックマシーン以外の方法で粗絞りするのであればMajesticのトラストフローを使うと良いでしょう。

トラストフローについて学ぶ

ウェイバックマシーンで目視する

まず、「目視」しましょう。
かなりめんどくさいですが、目視なしに自動的に選定するというのはよほど被リンク調査に精通しているか、GoDaddyで高額な高品質ドメインを競り落とす場合などです。
通常、目視調査無しで中古ドメインを入手するのは至難の業であり、危険度も高くなります。

こんな運用履歴の中古ドメインはNG

以下からウェイバックマシーンを使った中古ドメインの目利き方法の解説です。

リンク集

危険度:★★★★★(5/5)

リンク集のドメインは中古ドメイン市場に大量に出回っており、たちが悪いことにスコアで見るとリンクの数が多いことからハイスコアです。
スコアだけで中古ドメインを選ぶとまず最初に痛い目に遭うのが「リンク集」でしょう。

ただ、目視調査をするとなるとリンク集を見抜くことは難しくありません。

単純に発リンクだけで構成されており、独自コンテンツに乏しいものをリンク集と呼びます。

さらにコツ的なことを言えばドメイン名や本文の中に「link」という文字列が頻繁に登場するという特徴もあります。
どのリンク集もワンパターンな作りなので100本ほどドメインを調査しただけでも見抜けるようになります。

KANKAN

リンク集がかなり嫌われているのはご存知ですよね?

長期間の不使用(ドメインパーキング)

危険度:★☆☆☆☆(1/5)

長期間不使用(サーバーエラー表示)だったり、ドメインパーキングの期間が長い中古ドメインも回避しておくべきでしょう。
危険度はそれほど高くないですが、SEO価値が垂れ流しになっていると言っても過言ではなく、長期間、具体的に言うと1年以上使われていないドメインはSEO価値がなくなっているかもしれません。

KANKAN

と言っても中古ドメインの使われていない期間は結構長いものばかりなので、すごくフレッシュなドメインが見つかることは稀だけどね!

内容が理解できないサイト

危険度:★★★☆☆(3/5)

たとえ外国語のサイトであっても、全く理解できない運用履歴を持つ中古ドメインは回避しましょう。
理解できない というのは個々の主観になってしまいますが、目視して理解できないというのは未知のリスクがあります。

数ある中古ドメインの中からわざわざ理解不能なものを選択する意味など全くありません。

KANKAN

理解できないというのはウェイバックマシーンで履歴を表示できない場合も該当するよ

サイトの切り替わりが頻繁なサイト

危険度:★★★★☆(4/5)

サイトが次々に移り変わっているようなドメインは危険です。
1年に2回以上切り替わっていることが過去に2回以上あれば、不自然です。

ウェイバックマシーンでよく見ておいたほうが良いところです。

ドメインの状態が悪く売りに出されたか、被リンク用のサテライトサイトに使いまわされたかです。

明らかな被リンク目的のサテライトサイト

危険度:★★★☆☆(3/5)

残念なことに我が国、日本製のサテライトサイトが目立ちます。

どこからがサテライトサイトかという見分け方ですが、

  • 文字が詰込まれて、改行も無い
  • 見るためにデザインされたサイトじゃない
  • ワンパターンなデザイン

ウェイバックマシーンでは最終使用履歴がサテライトサイトであるケースはかなり多いです。
直近の運用履歴をよく見ておいてください。

KANKAN

サテライトサイトはペナルティを受けている可能性が高いよ

好ましくないジャンルだったサイト

危険度:★★★★★(5/5)

これはもう説明不要ですが、アダルトサイトや犯罪に使用されていた形跡があれば回避すべきでしょう。

それ以外に、政治的なことや宗教に関することも良からぬトラブル防止のために回避しておいてください。

KANKAN

怪しいソフトをダウンロードさせるようなサイトもダメだよね

ブランド名

危険度:★★★★★(5/5)

偽物のブランド品を扱うECサイトか、それのサテライトサイトです。
違法かもしくは違法に近いようなビジネスだと思われるので、ブランド品やスポーツブランド、時計ブランド名を含むドメイン名はダメです。

厄介なことにスコアでの点数はとてもよく見えるため、ウェイバックマシーンで目視チェックすることが重要です。

KANKAN

怪しいソフトをダウンロードさせるようなサイトもダメだよね

その他コツ的なこと

以下はちょっとしたコツです。
ちょっとテクニカルな感じです。

ロシア語・中国語・アラビア語・ペルシア語

危険度:★★★★★(5/5)

ロシア語・中国語・アラビア語・ペルシア語
これらの言語の運用履歴がすべてダメということではありませんが、高い確率で汚染された低品質中古ドメインです。

これらのドメイン調査で時間を割くくらいならバッサリ切り捨てて次…のほうが良いでしょう。

X(エックス)から始まるドメイン名

危険度:★★★☆☆(3/5)

「X」エックスから始まるドメイン名は世界的にアダルトジャンルで使用されている傾向が高いようです。
エックスで開始するドメイン名の全てがダメということは全くありませんが、出来るなら回避しておいたほうが安全と言えるかもしれません。

数字が混ざっているドメイン名

危険度:★★★☆☆(3/5)

公式サイトなどしっかりしたサイトのURLには数字はあまり見かけませんよね?

数字入りのドメインは傾向としては低品質な場合が多いです。
とりわけ、「8」が含まれるドメインは中国で利用されていた可能性が高くお勧めできません。
888」などは完全に回避しておくべきでしょう。

また、「2012」など年号が入ったドメインも多くありますが、高確率で良くない中古ドメインです。

KANKAN

8は中華圏で縁起が良いそうで、ドメイン名にも使われています

中古ドメインのリダイレクト歴も見ておこう

中古ドメインの過去の運用履歴だけでなく、リダイレクト歴も確認できます。

301リダイレクトされてしまった中古ドメインでもコンテンツインすることで復活してきますが、301リダイレクトされて理論上SEOパワーを放出されてしまった中古ドメインを使うのは気持ちは良くないですね。

ウェイバックマシーンのカレンダービューのドットも色を見てください。

カレンダーページのいくつかのドットが異なる色をしているのはなぜですか?

特定の日に、個々のWebキャプチャまたは複数のWebキャプチャに関連付けられた点とリンクを色付けします。青は、関連するキャプチャのためにクローラが取得したWebサーバの結果コードを2nn(良好)としたものです。緑は、クローラがステータスコード3nn(リダイレクト)を取得したことを意味します。オレンジはクローラがステータスコード4nn(クライアントエラー)を取得したことを意味し、赤はクローラが5nn(サーバエラー)を検出したことを意味します。ほとんどの場合、青い点やリンクを選択したいと思うでしょう。

カレンダービュー

  • 緑:3nn(リダイレクト)
  • 赤:5nn(サーバエラー)
  • オレンジ:4nn(クライアントエラー)
  • 青:通常の結果コードの2nn

カレンダービューで異常なステータスコードを出していないかもチェックできますが、正確性は高くない場合もあるので参考値としましょう。

目視を怠らない

何か便利なツールで自動で良質な中古ドメインを選ぶ方法など現時点では存在しないでしょう。
ちゃんとウェイバックマシーンを利用して時間をかけてでも目視調査することが重要です。

Internet Archive
https://archive.org/ (※外部リンク)

中古ドメイン販売専門サイトや怪しげな情報商材も出回っているようですが、目視調査無しに中古ドメインを取得して使用することは無いようにしましょう。

もし、中古ドメイン選定に自信が無いのなら、諦めて新規ドメインを使うか、詳しい人に手伝ってもらうようにしましょう。

僕も中古ドメインの目利きは自信があるほうなのでお手伝いできることがあれば連絡ください。
質問だけでもどうぞ!