アナリティクスの利用登録とアクセス解析をしたいサイトにトラッキングコードを設置したら、最低限そのまんまでもアナリティクスは動作します。
ただし初期設定をせずに使い続けると後々データが上手く抽出できなかったり、管理するサイトが増えた際に不便な思いをするかもしれません。

多少面倒でも最初にやっておくと良いGoogleアナリティクスの設定をこのページにまとめます。

アカウント・プロパティ・ビュー

Googleアナリティクスの基本的な構造を知るうえで、

  • アカウント
  • プロパティ
  • ビュー

の構造だけは理解しておいた方が良いです。

アカウントはアクセスポイントで複数所有することが可能です。
サービスや部署ごとやクライアントごとに切り分けて管理ができます。

そのアカウントに対してウェブサイト、アプリ、POS端末などのようにプロパティを設定することが出来ます。
その下に必ず一つ以上のビューが作成され、レポート用にフィルタを設定したり特定のデータだけ切り出したりすることが可能です。

文章で書くと何やら分かりにくいですが、図で見るとこのような感じです。

組織、アカウント、ユーザー、プロパティ、ビューの階層構造
引用元:https://support.google.com/analytics/answer/1009618?hl=ja

ビューの初期設定はこうしよう

普通にGoogleアナリティクスを使い始めると1つのアカウントで1つのプロパティ、1つのビューが設定されます。
このまま使い続けてる人も多いですが、将来的に深く解析しようとした際にデータを加工したり、フィルタを設定したりします。
後になってからの設定だとデータが上手く保持されていない、データに誤りがあったなどの問題が起こるので以下のような設定をしておいてください。

Row Data(名前は任意)
これは一切にデータを加工しない「生データ」です。フィルタの設定ミスでデータが消失しないようバックアップの役割を持たせています。

Test View(名前は任意)
テスト用です。
データのフィルタ設定などビューに対して設定を行う際はTest Viewで動作確認するようにします。
Test Viewでフィルタが動作すればそのままの設定を以下のMaster Viewにコピペできます。

Master View(名前は任意)
Master Viewは普段使いのビューです。
レポートを閲覧したり、上司やクライアントに報告する際はMaster Viewを使用するようにします。
コンバージョン設定や目標設定もこのMaster Viewで見るようにすると良いでしょう。

ビューの設定例

ビューの設定をするとアカウント・プロパティ・ビューの選択画面はこうなります。

面倒だからと後回しにしてビューを作成するとデータの中身が0からスタートになってしまうので注意です。
なので、アナリティクスを設定したら最初にやっておきたいところです。

Googleアナリティクスアカデミーでも推奨されている設定方法になります。

フィルタ設定(自社IPの除外など)

自社IPアドレスを除外したり、特定のディレクトリだけを解析したりできますが、セグメントとは違いデータを恒久的に変更してしまう点に注意してください。
そういうわけで先述したバックアップ用のRow Data用のビューを作成する必要があるのです。

内部トラフィックの除外

自社IPアドレスなどを指定して内部トラフィックを除外するには、[管理][ビュー][フィルタ]、フィルタの種類は[定義済み]で登録していきます。
Test ViewViewに対して適用させ、後からMaster Viewにも適用させることが出来ます。

内部トラフィックの除外以外にも[カスタム]を選択することで、特定の条件でデータを変更することが可能です。

カスタム

なお、フィルタがちゃんと作動するまでにタイムラグはあるようです(最大24時間程度)。

予備知識:もっと手軽に内部トラフィック除外

最も正しい内部トラフィックの除外はフィルタになるのでしょうが、大きな組織ではなく一人や少人数の場合、もしくはしょっちゅうIPが変わるような人はGoogle Chromeの公式アドオン(Googleアナリティクス オプトアウトアドオン)でも集計除外することが可能です。
普段chromeを使っている人だったらこれでも十分かもしれません。

サーチコンソールとの連携

次にサーチコンソールとの連携もやっておくと良いでしょう。
サーチコンソールとの連携をすることで「検索クエリ」がGoogleアナリティクス上でも見れるなどSEOの分析もしやすくなります。

[管理][プロパティ設定>Search Consoleを調整]と進んでゆき対象のサーチコンソールのプロパティを選択するだけで完了です。
一定時間経過後に[集客][Search Console]で各種データにアクセスできます。

サーチコンソールはSEOで必須度No1のツールなのでまだ使用してない人は導入したほうが良いです。

日本独自の検索エンジン追加

次に日本独自の検索エンジンでの自然検索流入はデフォルトではリファラルとなってしましますので設定します。
標準では日本独自の検索エンジンが認識されません。

日本独自の検索エンジン追加

数は多いですが設定は簡単です。
[アナリティクス設定]→[プロパティ設定]→[オーガニック検索ソース]→[検索エンジン追加]で設定が可能です。
フォームに以下の情報を入力していきます。

検索エンジン名 ドメイン名 クエリパラメータ
nifty nifty.com q
nifty nifty.com Text
so-net so-net.ne.jp query
sleipnir fenrir-inc.com q
fujitsu fmworld.net q
fujitsu fmworld.net Text
odn odn.jword.jp q
excite excite.co.jp q
lunascape luna.tv keyword
lunascape luna.tv q
myjcom myjcom.jp q
livedoor livedoor.com q
ecnavi ecnavi.jp Keywords
cybozu cybozu.net Keywords
pex pex.jp keyword
hao123 hao123.com query
fooooo fooooo.com q
jword jword.jp name
jword jword.jp q
aswidget aswidget.com Keywords
wow jp.wow.com q
adingo.jp adingo.jp Keywords
t-com t-com.ne.jp q
jiqoo jiqoo.jp q
windowssearch windowssearch.com q
duckduckgo duckduckgo.com q
kingsoft kingsoft.jp keyword
mysearch mysearch.com q
ask ask.com searchfor
unisearch unisearch.jp keyword

僕は聞いたことが無いような検索エンジンもありますが、有名なのでこれだけあるようです。
流入が見込めないようなのもあるかもしれませんが念のための設定を済ませておくことを推奨します。

Googleアナリティクスは実は結構難易度高い

アクセス数だけ知りたいというようなライトユーザーでも簡単に使えますが、本格的に触ろうとするとコンバージョンの設定やカスタムディメンション、カスタムレポート、アシストコンバージョンなど、ずらずらと専門用語が並び目をそむけたくなるような難しさです。

本コラムに書いてある初期設定を最初にやっておけば後から難易度の高い設定をしたい場合でもスムーズに出来ると思います。

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