コンテンツSEOは「質の高い記事を書きなさい」「2000文字以上」「いや、4000文字以上だ」「質が良ければ1000文字でもOK」「200記事以上」「キーワード選定がすべて」など、発言する人がたくさんいる中で、結局どれが正しいのかわかりませんね。
結局は声の大きい人の偏った意見で皆さん踊らされてませんか?
正しい答えなどあるのかも疑わしいところです。
そんな中、コンテンツSEOに一つの答えを出すツールがあります。
今回はコンテンツSEOの有料ツールである「パスカル(pascal)」について紹介します。
パスカルとは
株式会社オロパスという会社が提供するコンテンツSEOの有料ツールです。
仕事としてSEO対策に携わっていた人なら、名前だけでも知ってる人も少なくありません。
基本、コンテンツでのSEO対策を補助するツールとなっていますので、被リンク分析とかではありません。
活用するための前提条件として調べたい「キーワード」「URL」の2点は必須になります。
統計からSEOを語るから「違う」と言えない
パスカルに調べたいURLとキーワードを入れることで、上位30サイトのSEOに関連がある情報を豊富に引っ張ってくるツールです。
ただ、上位サイトの情報を引っ張ってくるだけでなく、明確にSEO作業を指示してくる というのも大きな特徴だと思います。
そこにはパスカルが提唱する独自のSEO理論など存在しません。
まさにそこが良いのです。
上位サイトがこれだけの記事数、キーワードでコンテンツを作っている。
SEOで上位なんだから文句ないよな?
乱暴な言い方ですが、つまりこのようなスタイルのツールです。
パスカルで出来ること
パスカルで出来ることは、大きく次の4つです。
- ランキング
- 競合分析
- SEO作業
- キーワード選定
分かりにくいので以下でこの4機能を紹介します。
ランキング
検索順位監視機能です。
ランキングを監視する有名なGRCのウェブ版のような機能ですが、僕が使用していた時はGRCメインで使っていたので、そこまで使い込んでいません。
競合分析
これはその名の通り、「キーワード」「URL」を入力することでそのサイトのSEOの状態を採点してくれる機能です。
かなり細かいデータをはじき出してくれますが、
主に
- ページのコンテンツの充実度
- HTMLなどのタグの内部SEO
- インデックスページ数
- ドメインエイジ
- ソーシャルシェア
これらを評価してくれます。
一般的にインデックスページは多いほうが良い、Hタグはこう使え、ドメインエイジは長いほうが良いなどの主張がありますが、このパスカルではあくまでもSEO上位をとっているサイトの統計から「こうしたほうが良い」と提案してくるツールなので、いつもの独自SEO理論は一度リセットして使うべきツールです。
競合調査と書いてますが、自サイト分析に使っても全く問題ありません。
SEO作業
SEOで成果を出すための作業リストが具体的に表示されます。
例えば、
タイトルタグの「キーワード●●●●」が2個です。1個にしてください。
など具体的な作業リストを提示してくれます。
キーワード選定
こちらは利用したことが無いので、聞いた話になってしまいます。
どうやら自サイトのサーチコンソールと連携して、検索アナリティクスの成績から対策すべきキーワードやフレーズを分析してくれるようです。
パスカルは多機能
大きく分けると4機能、さらに僕がメインで使用した機能はそのうち2機能だけですが、得られるデータはかなり多いです。
「コンテンツSEO」専門のツールとしては完成度は非常に高くオススメです。
メインとなるターゲットは企業のマーケターだと思いますが、どのようなサイトに使用してもマイナスになることは少ないと思います。
僕も何記事も投入してもSEOがうまくできないメディアに使い、パスカルの指示通りにすることで順位が付くようになったことも1度ではありません。
ただ既にランクインしているサイトにはやや不向き
10位圏内にランクインしているサイトにはやや不向きか
使ってみた感想としては15~50位を10位圏内に運ぶためのツールとしては優秀ですが、すでに10位圏内の上位に入っているページの分析にはやや不向きだと思いました。
特に2位や3位にランクインしているとなると、統計のデータとは言えどもすでにその統計の上位に自分がいるため、自分より下のサイトの統計を使うことになります。
まあ、それでも多機能なパスカルは使い道も多いのですが、やはり50位くらいから一気に10位圏内に運ぶツールとして使うのが僕個人としては最適でした。
一番いい記事書いてるのに上位取れない
誰よりも詳しく長文で、面白い記事を書いてるのに上位に来ないこともあります。
検索エンジンは公平なので、上位をとれない理由はきっとあるものです。
しかしその理由は自分ひとりで考えても答えが出てこないことがあり、分析・改善をする努力を放棄してスパム的なリンク対策などに走ってはいけません。
上位サイトの統計データから自サイトを分析すれば、文句はなかなか言えないですよね。
だって上位サイトは上位をとっているのだから。
もちろん統計意外にも大事な要素はありますが、まずは確実にできるコンテンツSEOからコツコツやっていくのが良いでしょう。
コンテンツSEOの補助ツールとしてパスカルを推薦します。
主にWebメディア運営やSEOコンサルティングの活動を行っています。札幌在住のフリーランス。その他の活動:オウンドメディア立ち上げ/コンテンツ制作/プロジェクトマネジメント/Webデザイン/LP制作
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