私が運営している比較的規模の大きいWebメディアの一つが2019年3月のGoogleアップデートにより、アクセス数が半減しました。
アップデートでアクセス数が半減することなどはよくある話ですが、今回は幸運にもV字回復に成功したので一連の流れを書いていきます。

キーワードやサイトによって全く違うと思いますので、あくまで事例として何かの参考にしてください。

アクセス数が半減したときの状況

今回題材にするWebメディアは、平時で月間20万PV(SEOのみ)ほどでした。
アップデートでざっくり約50%のアクセス数とページビュー数が失われたわけですが、サーチコンソールやahrefなんかで調べてみると、全体的に流入が減少していたものの特に顕著だったのは「10位以降の検索流入」が壊滅的に減っていた点でした。

ページビューの下落

その他情報
更新頻度:ほぼ毎日
ドメイン:1年ものの新規ドメイン

アクセス数が半減!やった事とやってない事

比較的注力していたので50%ものアクセスダウンとなると心境としてはがっかりしました。
しかしながら、ここで焦ってマイナスな施策をするべきでは無いので以下のような行動をしました。

やったこと:低品質記事の特定とリライトまたは削除

突然の変動で私も動揺している中まずやったことは足し算では無く、引き算でした

サイトのSEOが弱っていると新コンテンツを投入したくもなりますが、早く正しく成果測定ができるSEO対策は「削除」の方でしょう。

以下のような特徴があるコンテンツは総合的に判断したうえで統廃合かリライトしました。

  • 記事の旬が過ぎている
  • 直帰率や滞在時間の成績が悪い
  • ページタイトルで検索しても1位にヒットしない
  • カニバリしている
  • 検索結果でのクリック率が低い

古いニュースコンテンツで続報があった場合は特に旬が過ぎている傾向が高いです。

気を付けたいのはPVが少ない=低品質 と決めつけないことです。
ニーズの少ないトピックであれば当然PVも少ないはずです。

やったこと:サイテーションを増やす

SEOにおけるサイテーションは引用や言及です。
(分かりやすく言えばnofollowのリンクやSMSでの話題)

このサイテーションは可視化しにくいためSEOの専門家でも有用性については意見が分かれるところですが、私のメディアではサイテーションの構築に力を入れてみました。

具体的にはSNSの流入比率を高めたり、相性が良さそうなSNSを新規に開始させました。
また引用されやすいコンテンツの生産にも着手しました。

やったこと:運営者の身元を明確した

これは効果的だったと思います。
サイトの運営者情報や運営会社情報をより明確に記載し、実際の運営会社からも発リンクさせ信憑性を高めました。

  • この記事は誰が作ったのか
  • このサイトの責任者は誰なのか

この辺りがはっきりと分かるように明示させます。

SEOでは”何を書いてるか”も評価対象ですが、”誰が書いてるか”までもしっかり公表することで信頼性をアピールできると思います(ユーザーにも検索エンジンにも)。
リンクもさせることで事実の裏付けにもなりますしね。


やってないこと:他は何もやらないで平常運転

変動で下がってしまって何か対策をしたくなりますが、私がやったのは上記だけであとは平常運転を心がけました。

心境的には厳しいでしょうが、環境が許されるのなら平常運転でまず1カ月は継続してSEOの動向をチェックしたほうが良いでしょう。

  • 下げ止まらずまだ下がり続ける
  • 下げ止まって停滞してる
  • 回復傾向になった
  • V字回復した

これらのどの状況になっているか確認してからSEO施策を決定していきましょう。

今回のメディアの場合は、1カ月の平常運転後に下げ止まり停滞している状況でした。
そこで初めて本格的にサイトの状況を分析し、仮説を立てて実行していきました。

回復期

結果的にはアクセス数が半減してから2か月後には再度成長段階に入り、幸運にも3か月目にはV字以上の回復が出来ました。
3月:20万PV→ 4月:10万PV→ 5月:20万PV→ 6月:30万PV
(相当四捨五入してますがこんな感じの推移)

変動直後の動きについて

今回の事例はあくまでも事例であり、他のサイトに対して役立つ情報ではありません

では何が言いたかったのかと言えば、

  • アクセスが大幅下落しても1カ月は平常運転するべきという事
  • 足し算の施策よりも引き算の施策から着手するべきという事

この2点です。
むやみにリニューアルすることやドメイン載せ替えなどの雑なSEOは控えましょう。

以下は「変動」に関する関連記事です。

2019年3月で撃沈したときの記事です。

普段からSEOのモニタリングをしっかりしておけば変動時にどこが悪化したのかすぐに把握できるでしょう。

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