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はじめに断っておきますが、「スピンオフ型サイト設計」という名称は私が勝手に考えた名前ですし、たぶん私が最初に考案というわけでも無いと思います。

ドラマや映画でスピンオフモノが作られたり、ビジネスでも子会社を作る際の用語にもなっている。

今回紹介するのはWebサイトにもスピンオフのようなものを作ってサイトを拡大していこうじゃないかという企てです。

解説するスピンオフ型サイト設計の技法はSEOの観点からも合理的なのでサイト設計の引き出しの一つとして備えておいても損はしないでしょう。

スピンオフサイト設計の技法

スピンオフ型サイト設計とはどんなものか

スピンオフ型サイト設計を行ったサイトはどのようなサイトになるかと言えば、サイトの下層ディレクトリに別の関連サイトがぶら下がっているようなサイトです。

いつものサイト設計なら個人差はあれどこんな感じでしょう。

いつものサイト設計

スピンオフ型サイト設計の場合こうなるのです。

スピンオフサイト設計

理解の速い人ならきっとこう思うかもしれないです。

なんだ。ただのカテゴリの派生じゃないか」と。

たしかにカテゴリの派生形ではあるのですが、細かく見ていくとこれが結構合理的な設計なのです。

ドメインパワーの効率的な伝達と内部リンク設計の多様化

サイトの中にサイトが出来るわけですからスピンオフサイトTOPページのドメインパワーは集約されやすくなります
そんなページから内部リンクをメインサイトのTOPに返すので当然ルートドメインのパワーはアップします。

さらにスピンオフサイト増設時も元のメインサイトのドメインパワーを完全に享受することが可能です。
(もちろん、同一ドメインであるからリスク分散は出来ないというデメリットもあるが)

自社サイトで関連する兄弟サイトを1から立ち上げた場合はSEOで成果が出るまでに時間が必要ですが、下層ディレクトリに新サイトを設置すれば実質カテゴリを増設するレベルになるので評価は早くなります。

内部リンク設計もワンパターンから脱却してユーザーに不便を押し付けずに動きを持たせることが可能になります。

内部リンクの流れ

緑の矢印が内部リンクの流れになりますが、スピンオフ設計なら内部リンクで動線をコントロールしやすくなります。
これによって、増設するスピンオフサイトのペルソナが若干ズレていても対処しやすいです。

分かりにくいので実例を挙げるなら、

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「ユーチューバー」というメインワードでサイトを作った場合、「ユーチューバーのリスナー目線」と「ユーチューバーになりたい目線」ような検索意図で大きく分断されます。

SEOは網羅性が大事と言って、そのまま馬鹿正直に2つのペルソナを混在させると不便なのは言うまでもありませんね。
(ユーチューバーのファンに対してユーチューバーになりましょうって言っても仕方ない)

スピンオフ型サイト設計ならこのようにペルソナのズレがあってもあくまで別サイトなので動線の配置をコントロールしやすくユーザーに不利益を与えることなく、コンテンツを増設出来るのです。
しかもそれでいて同一ドメインなのでドメインパワーはメインサイトとスピンオフサイトで享受できるのです。

スピンオフ型サイト設計は足し算の考え方なので、今後新しい検索意図が生まれても柔軟に対処できますね。

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基本はメインサイトとスピンオフサイトは目立つ内部リンクは避けるというのがコツになります。というか内部リンクがユーザー目線で必要ないという感じですね。

ね?合理的なやりかたでしょ。

ペルソナや検索意図の微妙なズレに合わせてビジュアルデザインも細かく調整

カテゴリや普通のページ追加だったら基本的にはメインサイトのデザインを踏襲しなくてはならないという制約がありますが、スピンオフサイトは関連する”別サイト”という考え方が基本なのでデザインも1から自由に設計可能です。

ペルソナや検索意図がメインサイトとは若干異なるので、ユーザー利便性を最大化すればよいでしょう。

プライバシーポリシーや会社概要、お問い合わせのようなページはケースバイケースですがメインサイトのモノを共用する形で問題ないと思います。

スピンオフ型サイト設計を実際にやってみて

元はどうしても網羅したいけどペルソナちょいズレてるなという検索意図があった時に、ユーザーにストレスを与えないでコンテンツ追加するにはどうしたらよいだろうかと考えた結果生まれた技法です。

CX/UXは全く損なわずにアクセスアップが達成できただけでなく、相乗効果でメインサイトのほうもSEOが増強されたので追加するコンテンツを間違えなければサイト全体の底上げになりそうです。

実例がまだ少なくて説得力は無いですが、スピンオフ型サイト設計の技法を施してから変動でガタ落ちしたとあるサイトはようやく再成長の軌道に戻りました。

オーガニックトラフィックの推移

メインサイトにメスを入れることなく足し算の施策が出来る「スピンオフ型サイト設計」ぜひ試してみてください!

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