海外のドメインレジストラのドメインオークションに参加するとなると難しい、めんどくさいイメージがありますが、結構簡単です。
今回はGoDaddy(ゴーダディ)でドメインオークションに参加する方法を紹介します。
SEO目的で中古ドメインを買いたい人、プレミアムな文字列を持つドメイン名を探したい人はチェックしてみてください。
また、ドメインを資産価値のように扱う人にとっては、ドメインオークションは楽しいと感じるかもしれません。
ドメインオークションはヤフオクと同じ感じ
ドメインレジストラによるアフターマーケットは難しく聞こえるかもしれませんが、基本的にヤフオクと同じ感じです。
むしろ発送が無いので、買い手も売りてももっとお手軽に参加できます。
ドメインオークションとは
ドメインは単なるWebアドレスにはとどまりません。ドメインが初期登録価格をゆうに上回る価値を持つことはよくあります。覚えやすさやGoogleのランキング次第で、初期費用が数百円程度しか掛からなかったドメインが確かな買い手にとって多額の価値がある場合があります。このためにドメインオークションがあるのです。ドメインオークションは、ドメイン所有者にその名前を売って利益を得る機会を提供し、買い手にはWebサイトをレベルアップできる名前を取得するチャンスを提供します。
引用元: ドメインオークションとは何ですか?
ドメインは固有のもので、文字列の数だけ存在できる反面、プレミアムな文字列だととてつもない価格で取引される場合があります。
文字列のプレミアムさだけでなく、人によっては使い古されたドメイン(中古ドメイン・オールドドメイン)としてSEO価値を見出し、高い価格で取引します。
GoDaddyのドメインオークションに参加するには「¥755/年」
GoDaddyドメインオークションに買い手または売り手として参加するためには、有料メンバー登録を済ませておく必要があります。
これは、1年間で755円ですので大きな負担ではないと思われます。
1年経って解約しても落札したドメインの更新は出来るのでご安心を。
興味があれば会員登録をおすすめします
メンバー登録の支払いはPayPalで出来ますし、世界最大のレジストラであるという点からも信頼できる企業ですので僕は不安に感じることは特にありませんでした。
オークション有料会員登録に課金してからも即時入札出来るわけではないので、オークションに参加予定の人は早めに登録すると良いでしょう。
(即日利用可能ではあったが、本人確認などで少し時間がかかるケースもある)
日本語対応
なんと、日本ではそこまで有名ではないGoDaddyですが、一部日本語対応です。
一部というかほとんど日本語対応してたはずですね。
電話対応でさえも、僕が利用したときは3-4名の日本語対応スタッフがいたようでした。
さすが超大企業ですね。
オークションドメインリスト
オークションメンバー登録をしてもしなくてもドメインリストは見れます。
(一般公開されているリストなので問題ないと思うが、一応ボカシテおきます)
このリストでは、よく日本の中古ドメイン販売業者に見られるような、TF/CFなどSEO的な指標は表示されていません。
基本的にはドメイン名の貴重さで価格が決まっています。
SEO目線で中古ドメイン買い付けをしたい人は、別途ツール等を利用して各種スコアを調べてから入札することになります。
中古ドメイン査定に使えるツール
- Majestic SEO(基本有料)
- ahrefs(基本有料)
- MOZ(基本有料)
- インターネットアーカイブ(無料)
ただ、この方法を解説しようと思うとそれだけで20記事くらいになるので別の機会にします。
Majestic SEOのトラストフローでドメインパワーを評価する方法
入札しよう!
入札は金額を入力するフォームに入力するだけです。
ただし、円ではなくドルです。
円だと勘違いして入札してしまい地獄を見たことがありますのでくれぐれもご注意を。
入札したら、入札済みリストに表示されますので、負けてるか買っているかチェックしておきましょう。
入札しなくてもウォッチリスト機能を使えば、ドメインの値上がりの動向を追うことも可能です。
想像以上に価格が動くよ
ドメインの入札までは簡単ですが、落札するのはかなり難しいです。
もちろん全く入札されないドメインも多数ありますが、ドメインの目利きが出来れば出来るほど落札は困難になります。
これは想像以上にドメイナーが世界中に存在しているのだと驚いた記憶があります。
日本時間は不利
日本時間の昼間は入札や落札の動きは少ないです。
これは、アメリカ時間に合わせてのことでしょうが、多くは日本の深夜1時~5時くらいに落札できます。
自動入札を使えば、オークションに張り付いてなくてもいいですが、微妙なラインで入札を手動でやりたい人は夜中まで起きていてください。
ヤフオクなどでも見られますが、残り5分以下とかで激しく値上がりします。
オークションの残り日数5日とかで数件の入札があった場合、そのドメインはかなりの高額ドメインでしょう。
オークションの種類
ドメインオークションの種類はいくつかありますが、主要なものとして、
- 通常のオークション
- Buy Nowオークション
- オファー
があります。
実際はもう少しありそうですが、主要オークションは大体これらです。
通常のオークション
これは説明不要だと思いますが、普通に競り合って落札するタイプです。
予算にもよりますが希望価格で落札するのは簡単ではありません。
ただし、よいドメインがそろってる場合が多いです。
Buy Nowオークション
Buy Nowオークションは、競り合うのではなく決まった価格を入札した時点でオークションが終了し、落札することが出来るものです。
これは安価なのも多く圧倒的に入手しやすいですが、問題はドメインの質です。
かなり精密なドメイン査定が出来る人なら別ですが、低品質なドメインも数多く流通しています。
オファー
オファーは買い手から希望価格を伝えて、売り手の判断で売却するものです。
僕の場合、このタイプで購入した経験は2-3度くらいで、めんどくさい印象があります。
落札した後は少し面倒かも……
無事落札出来ましたか?
落札の連絡を受けたら、支払いを済ませます。
落札までは比較的簡単なのですが、納品がやや面倒なときもあります。
レジストラが出品している場合、問題はあまり起こりませんが個人のような人が出品していると納品がされてこないケースも稀にあり(体感では100本に1-2本)その際は自分からGoDaddyに問い合わせをしなくてはならないケースもあります。
また、納品はされるが結構時間が掛かる場合もあり、きちんと管理が出来ていないとお金だけ払っていたなんて状態にもなりかねません。
買い手売り手で直接やり取りは基本的にはほぼ無いのは安心です。
GoDaddyが買い手売り手の仲介をしてくれるためです。
ただし、落札したドメインがGoDaddyにレジストラ移管されてくるときは、売り手から移管に必要なコードを送付してもらう場合があります。
あまりわからないのですが、どうやらGoDaddy以外のレジストラ管轄ドメインもオークションに参加できるようで、たまに移管が必要なケースもあります。
落札したドメインをGoDaddy以外に移管したい場合の注意点
注意したいのは、落札後お名前ドットコムやバリュードメインなど外部のレジストラに移管したい場合です。
ドメインの持ち主が変わった時点でwhois情報が書き換わりますので、ICANNの方針により60日移管ロックがかかります。
ですので、GoDaddyでそのまま運用する人は関係ありませんが、ほかのレジストラで運用したい人は注意してください。
日本のドメインレジストラでは結局、VALUE-DOMAINが一番便利という話
GoDaddyは出ていく人には冷たい
GoDaddyはお客さんを大事にしている有数のレジストラであると思いますが、出ていく客には冷たい感じを受けます……
トランスファーアウトはわかりにくいですし、説明もちょっと少ないですね。
だからというわけではないですが、GoDaddyでそのままドメインを運用するほうが楽なので事情が無い人はそのままGoDaddyでドメイン管理をしたほうが楽だと思います。
ドメインに資産価値を見出し楽しもう!
GoDaddyドメインオークションでドメインの取引の現場を眺めているだけでも楽しいですよ!
ドメインは名前やそのSEO価値に対して価値が付きます。
不動産やブランド品などのように資産価値としてドメインを見ると結構楽しめますので、中古ドメイン販売サイトから買うのに飽きた人、ただの作業にしか感じない人はGoDaddyドメインオークションの世界に飛び込んでいくのも楽しいかもしれません。
中古ドメインやプレミアムドメインの目利き、買い付けが出来るのは一つのスキルですしね!

主にWebメディア運営やSEOコンサルティングの活動を行っています。札幌在住のフリーランス。その他の活動:オウンドメディア立ち上げ/コンテンツ制作/プロジェクトマネジメント/Webデザイン/LP制作
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