この記事のちょうど半年前に、とあるメディアを作成しました。
そのメディアは実験も兼ねて、ただただPV数を増やすにはどのような施策を行えばよいかという事を第一に考えていました。
この記事では解説することは、PV数を重視するメディアを立ち上げて半年以内で月間10万PVを達成したやり方(ほぼSEOアクセスのみ)についてです。
そもそもサイト作成に至った経緯としては、実験目的もありましたが、健康アップデート等Googleのアルゴリズム変動を受けにくいジャンルでPVを追求してみたかったからです。
ただし、闇雲にアクセスを集めるのではなく長期に渡って稼げるような「資産サイト」にするという条件は大前提です。
PVだけのサイトなら誰でも作れるのか?再現性はあるのか?
僕の初のPV重視型サイトは約5か月で月間10万PV届いた。
トレンド用とSEO用の記事の黄金比率が安定のコツだと学んだ。
— KAN@サイト立ち上げとSEO (@accesskanno) 2018年11月26日
アクセスの推移紹介
ちょうど半年後に10万PV達成しています。
ニッチなサイト作成のほうが多かった私にとっては、アクセスを集めるメディア作りは新鮮で楽しいものでした。
(反応がすぐ出るから楽しい)
私が設定した目標
- 1年以内に安定して月間10万PV
- リンク無し
- 新規ドメイン
それでは以下で実際にやったSEO対策の手法や考え方を解説していきます。
1.ジャンル選びで60%決まる
60%は例えであり、意味は無いですが、それくらい参入ジャンル選びは重要という意味です。
では、PVを追い求めるにはどのようなジャンルに参入すべきか?
これは、実際のジャンルを全て調査していくわけにはいかないので、考え方を共有します。
- 成長市場であるジャンル
- 若者に人気のあるジャンル
- アフィリエイターが参入していないジャンル
- Googleの変動を受けにくいジャンル
- トレンドネタと恒久的なネタがバランスが良い
特に「トレンドネタと恒久的なネタ」という部分ですが、重要ポイントです。
ニュースやゴシップネタだけを扱えば簡単にPVは作れるのかもしれません。
しかし、資産サイトと呼ぶからには長くアクセスを作ってくれなきゃ困ります。
トレンド性もジャンル選びの要素のひとつですが、恒久的(エバーグリーンコンテンツ)も大事です。
2.更新頻度はやっぱり正義
更新頻度はよく言われることですが、重要です。
新しいコンテンツがあると、既存のユーザーに何度もアクセスしてもらえるだけでなく、新規ユーザーも取り込むことができます。
サーチコンソールのガイドにも書いてありますが、コピペや焼き増しでは無いオリジナル性の高いコンテンツであれば新鮮さは重要です。
クローラーが巡回するたびに更新があるとインデックススピードも速まるし、リピーターも付きやすくなります。
無策にやればいいと言うわけではないですが、更新頻度を高める方法は現時点で一番シンプルで効果的なSEO対策の一つです。
3.SNSで反応を見る
僕の場合、最初は何となくツイッターでアクセス稼げないかと記事を投稿していましたが、「エンゲージメント」「ユーザーの反応」に差があることが分かってきました。
それだけではなく、エンゲージメント率の高い記事はSEOでも高順位になりやすい相関性があったのです。
これは相関性というより、結果論かもしれないですが、Twitterの反応を見てタイトル修正・記事修正の基準とする方法は結構効果的です。
4.書いたら書きっぱなしにしない
どれほどやり方を極めてもリライトからは逃れられません。
マーケティングが上手な人でもPDCAサイクルは必須でしょう。
記事も書いたら書きっぱなしではなく、サーチコンソールでクエリのチェックをしましょう。
検索結果で表示回数が多いのにクリックして訪問してもらえていないのはどうしてなのかと?関係の薄いワードで流入してるのは何故なのか?細かくチェックすることは習慣化したほうが良いです。
もっと言うと、今は上位化していても検索でのクリック率が低かったり、離脱率が高すぎる場合、その検索順位を維持出来なくなってしまう事は明白なので安心しないで改善を重ねるようにしましょう。
5.調査ツールだけでは分からない「リアル」をリサーチ
ページビューを集めるようなサイトはデータで出てくるような情報だけで記事を作っても不十分な場合があります。
例えばサジェストワードで拾ってきたキーワードしか使わないと高い確率で後発のコンテンツになってしまうので、参入しているジャンルの生のトレンドを調査します。
リサーチ方法
- Twitter・インスタなどのSNSを使う
- 書籍や雑誌でトレンドを先読みする
- テレビ
- ニュース
骨組みのしっかりしたキーワード調査は感覚ではなくデータを見るべきですが、それだけだと差別化は全く出来ないので参入障壁を高めるためにも独自のリサーチはしてください。
SEOは上位表示出来れば終わりだとは思いません。
・長期的に上位表示可能か?
・参入障壁の仕掛け
・利便性が高いページになっているか?激戦ワードを除けば少し勉強すれば割と上位化出来てしまう。
SEOのネガティブな側面だけではなく、強みを活かそう。— KAN@札幌でSEO (@accesskanno) 2018年12月18日
おまけ:NGなサイト
トレンド系サイトに限った話ではないですが、こんなサイトはNGだという点をいくつか紹介します。
サイトが重い
PVが多いサイトというだけあって、ページパフォーマンスの差は大きいです。
小さな差でもPVが多ければそれだけ差が倍増していくのでいつもより入念にチェックしましょう。
広告貼りすぎ
僕もやってしまった失敗なのですが、PVが多いからとお金に目がくらんでやたら広告をペタペタ貼ってしまいました。
Googleアドセンスをやっている人なら分かると思いますが、収益化しやすい位置はほぼ決まってきます。
僕のサイトはアドセンスを半分以下に減らしても収益に変化はありませんでした。
ユーザーの集中力を阻害する要素は極力少なくしましょう。
トレンドに寄せすぎ・バズ狙いすぎ
バズるような経験は少ないのでついついバズを狙った浅い記事を連発したくなります。
バズ狙いも戦略の一つかもしれないですが、資産サイトということを念頭に置いて長く読まれる記事を中心に入れるようにして、SNS向きのバズりそうな記事は全記事の20%以下に抑えるようにしましょう。
総括
SEOで集客する限り、Googleというサービスの都合で振り回されます。
YMYLなどを除けば、アルゴリズムアップデートの影響をあまり受けないようなジャンルもあるので、あえてそういう領域でPVを追求しても面白いと思います。
主にWebメディア運営やSEOコンサルティングの活動を行っています。札幌在住のフリーランス。その他の活動:オウンドメディア立ち上げ/コンテンツ制作/プロジェクトマネジメント/Webデザイン/LP制作
プロフィールページ