YMYL分野では特にそうですが、あなたのサイトが検索エンジンからどの程度の信頼を得ているかと考えたことはありますか?
金融ジャンルや医療ジャンルなどYMYL分野は小手先のSEOではどうにもならないケースがあります。
YMYLではE-A-T(専門性・権威・信頼)を構築すべきと国内外の多くのSEO系メディアが主張しています。
E-A-Tの達成度合いを目視することは出来るのでしょうか?
今回はYMYLで約100サイトほどを調べて分かったある傾向についてお話しします。
あなたのサイト名でGoogle検索してください
E-A-Tの達成度合いを目視する方法の第一ステップとしてサイト名で検索してください。
もし、似たようなサイト名があるならエリア等複合ワードを付けてもいいです。
とにかく自分のサイト名を1位にするのに一番ふさわしいワードで検索してください。
僕のこのブログなら「WEBツールズ」です。
社名なら「株式会社〇〇〇」などです。似たような社名やブランド名ならば「株式会社〇〇〇 札幌」等含めてもいいです。
ここでチェックしてほしいことは以下の通りです。
サイト名・ブランド名・固有名詞で1位か?
まずは1位かどうかチェックします。
いやいや普通1位でしょ?という声が聞こえてきそうです。
そうです。
まさにここが最初のステップ合格のポイントです。
明らかにライバル不在の固有名詞であっても、YMYLジャンルでアップデートで落とされたサイトは1位では無いのです。
本物の病院やクリニックでも評価が下げられたと聞きますが、そのような病院サイトは「病院名」「病院名+地域」でも1位になりません。
それどころか、1ページ目にすらヒットしない事実も確認しました。
TOPページのタイトルタグの内容を正確にコピーして完全一致で検索しても同様に1位かどうか判断する指標に出来ます。
この場合、YMYLクエリ単位でSEO評価が下がったというよりもサイトのドメインそのものの評価が下がった可能性が高いです。
クエリ単位の下落ならばリライトなど従来のSEO対策でリカバリ可能ですが、ドメイン単位で下げられたとなるとそう簡単にはリカバリできません。
次に確認してほしい事を解説します。
サイトリンクの状態は?
サイトリンクとは?
検索結果で1位のサイトに出るアレです。
上手く説明できないので画像を載せておきます。
そうこれです!
普通にネットサーフィンしていても一度は見たことは無いでしょうか?
検索結果1位の(公式)サイトに出てくるショートカットのサイト内リンクです。
これは会社名や商標名、ブランド名等、
誰が検索しても1つの答えにしかならない、いわば公式サイトに出てくるものです。
「ダイエット方法」「おすすめ 映画」など、人や性別、年齢によって答えが変わるワードにこのサイトリンクは表示されているでしょうか?
僕の人生の中ではたった1度も見たことがないです。
あったら是非教えてください。
あなたのサイトの名前で検索してサイトリンクが表示されていれば検索エンジンは公式サイトか、公式サイトとまでは言わなくても「固有名詞」として認識しているはずです。
YMYLでは信頼や権威が重要です。
つまり、誰が発言しているのかという事が重要です。
同じような内容でも、公式サイトが言ったことと、誰だからわからないような人が発言したものではYMYLにおけるE-A-Tの評価も変わってきます。
別にSEOの世界でなくてもそうです。
無名と有名人の発言は平等ではありません。
SEOのすべてのキーワードで言えることでしょうが、その中でもYMYLジャンルは権威や信頼が順位に与える影響は大きいようです。
単にタイトルやキーワードの含め方、内部リンク等が悪くてサイトリンクが表示されないケースもありますが、ある程度SEOを意識したサイトでサイト名や会社名(病院名)等で一位ではない場合、YMYL分野で評価されることは厳しいと思います。
サイトリンクを表示させる方法
サイトリンクは、ユーザーの役に立つと Google が判断した場合のみ、検索結果に表示されます。サイトの構造が原因で Google のアルゴリズムが適切なサイトリンクを見つけることができない場合や、サイトリンクとユーザーのクエリとに関連性がないと思われる場合、サイトリンクは表示されません。
引用元: サイトリンク
サーチコンソールの公式ヘルプにも書いてありますが、Googleが役に立つと判断した場合にか表示されないので100%という方法はありません。
内部リンクが設置してあり、アクセスも流せるような役に立つナビゲーションを置くことが重要そうです。
サイトリンクが表示されていても思った通りのメニューが表示されない悩みを抱えるウェブマスターも多そうですよね(僕もその一人です)。
2018年8月1日前後のコアアルゴリズム変動について
2018年8月1日に大規模なアップデートがあったと公表されていますが、僕が見てる限りではYMYLジャンルが大規模に変動していて、それ以外の分野では普通のSEO評価に基づいて変動している印象でした。
特に医療系サイトや通販サイトなどは本当に真面目に運営しているある意味本物の公式サイトでも、公式サイト認定されずにアクセスを大幅に削減されています。
もうこうなってしまうとテクニックとしてのSEOではリカバリが困難なので、これまで説明した「サイトリンク」等を試して検索エンジンから公式認定(固有名詞)として認識されているかチェックしてみてはどうでしょうか?
これはスタートラインであって、テクニックのSEOはこの後に行ってください。
そしてコアアルゴリズム変動のリカバリで大事なのは「クエリ単位」で変動したか「ドメイン単位」で変動したかという判断です。
これを見誤ると何をしてもリカバリは出来なくなってしまいますよ。
主にWebメディア運営やSEOコンサルティングの活動を行っています。札幌在住のフリーランス。その他の活動:オウンドメディア立ち上げ/コンテンツ制作/プロジェクトマネジメント/Webデザイン/LP制作
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