ドメイン取得サービスとして国内で最も有名な「お名前.com」ですが、その広告が非常に多いことでも一部の人からは知られています。

2018年6月現在、毎日のようにプロモーションのメールが届く内容があります。
それはお名前.comが提供する「中古ドメイン」の取得サービスです。

お名前.comとしては売っていきたいサービスというのが見え隠れしていますが、実際にどのようなサービスなのか、利用する価値はあるのかチェックしていきたいと思います。

SEO対策としての中古ドメインを販売

JPバックオーダー

上場企業であるお名前.comがSEO対策にある意味スパム的手法のSEOを大々的に推奨していることに驚きました

中古ドメインの善悪は微妙なところですが、少なくともGoogleが推奨はしていない手法ではあります。

中古ドメインの善悪は置いておいても、「SEO対策」「アフィリエイト」「サイト制作」に集客効率UPという売り文句で販売しているのは間違いないようです。

SEOに主眼をおいた中古ドメインの導入は自己判断ですが、大企業GMOが提供するからと言って特別に安心出来る材料は一切ないのでそれだけ勘違いしないでください。

実際はバックオーダー(ドメイン予約サービス)

お名前.comが提供する中古ドメイン販売サービスは実際にはお金を払えば100%利用可能になる「販売」ではなくて、ドメインの予約サービス(ドメインバックオーダー)になります。

ドメインのバックオーダーは類似語としてドロップキャッチやアフターマーケットなどがありますが、期限が切れて再取得可能になった段階でレジストラが再取得を行うというサービス内容です。

ドメインレジストラはお客さんのドメインの期限切れ情報などは当然把握しているので自分たちで再取得するのは可能な立場にいるということです。

日本のドメインレジストラで大々的に中古ドメインのマーケットを展開させているのはお名前ドットコムくらいで、マイナーなところだとWIXIというレジストラが独自の中古ドメインプラットフォームを持っています。

その他中古ドメイン販売サイトとしては老舗の「中古ドメイン販売屋さん」や「アクセス中古ドメイン」等いくつか有名な中古ドメイン販売サイトがあります。

正解規模で言うと、GoDaddyは世界最大のドメインレジストラであり、世界最大の中古ドメインマーケットも展開させています。

ドメインパワーという指標

話題をお名前.comに戻しますが、
お名前.comのJPバックオーダーではSEOでの有利さを表す単位として「ドメインパワー」という名称の0-100のスケールのスコアが使われているようです。
お名前.comの中古ドメイン販売ページでは以下のように説明されています。

ドメインパワーとは

様々な条件のもと、Googleのアルゴリズムを参考に計算されるドメインの信頼度を0~100で数値化したものです。検索エンジンからの評価が高いとドメインパワーは高くなりSEO対策にも効果的※とされています。

ドメインパワー

希少な文字列のドメインを入手できる

お名前.comのJPバックオーダーはJPドメインということもあって、使用歴が基本的には日本語サイトとなっているという特徴があります。

基本的には僕はSEOとしての中古ドメインは過去の言語はほぼ影響しないだろうというスタンスですが、実際に過去の言語をすごく気にするという方も一定数いるのでそういう方にとっては安心して利用できる中古ドメインかもしれません。

それでもウェイバックマシーンで過去の履歴は目視チェックしておいたほうが良いでしょう。
中古ドメインの過去の履歴調査の方法は以下の記事にも詳しく書きました。

SEO対策としての利用価値は個人的に△

結論としては、SEO目的でお名前.comの中古ドメイン販売はおそらく僕は利用しないだろうということです。

理由は、情報が少なすぎて中古ドメインの選定に手間がかかってしまうことと、その割に仕入れ価格が高いからということがあります。

どちらかでしょうね。
仕入れの手間はあっても安い海外オークションサイトで買うか、利益上乗せされていても国内の信頼できる中古ドメイン販売サイトで買うか。

お名前.comの中古ドメインもSEOに効果的と謳うならばその根拠となるスコアやデータをもう少し公開すれば良いと思います。
最低でも、バックリンク情報やサードパーティー(ahrefs、Majestic、MOZ等)のスコアなどが必要です。

良い中古ドメインの条件という記事も参考にしてください。

お名前ドットコムで販売しているドメイン全てを見たわけではないですが、大体国内の中古ドメイン販売サイトのSEO価値と同じかそれ以下という感じです。
過去の運用サイトにスパムサイトなどの潜在リスクが少ないだろうという点はプラスですね(JPドメインだから)。

明らかにGoDaddyに劣る

GoDaddyやNameJet、Dynadotなどの巨大オークションサイトがこれほど充実している中でお名前.comの少ないラインナップから買うメリットはあまりなさそうですね。

特にGoDaddy(ゴーダディ)のドメインオークション会場は超巨大でドメインの選定さえできれば強烈なドメインパワーを保有したドメインを購入することもそれほど難しいことではありません。

しかもGoDaddyは海外のドメインレジストラですが、ほぼ日本語対応しています
なんと電話サポートも日本語対応しているし、オークションのことも相談可能なので個人的にはコチラをオススメしたいです。

欲しい文字列のJPドメインを探すならアリ

最後に唯一考えられる使い道としてはSEO目的ではなく、欲しい文字列を探すという使い方です。
ドメイン名の文字列に関してはかなりプレミアムなものも取り揃えているようなので、もしかすると自分のビジネスに最適なものも見つかるかもしれませんね。

ただし、SEO目的では無いとしてもウェイバックマシーンで過去のサイトの状態を見ておくことは忘れないでください。

お名前.com