コンサルティングはコンサルタントと呼ばれる人間がクライアントの問題解決を行ったり、クライアントを稼がせるためのビジネスです。
主に以下のような種類が代表的です。

  • 総合系コンサルティング
  • 戦略系コンサルティング
  • IT系コンサルティング
  • 組織・人事系コンサルティング
  • シンクタンク系コンサルティング

に大別されます。

SEO系企業やデジタルマーケティング系企業がサービス内容に「WEBコンサルティング」「SEOコンサルティング」と記載しているケースが最近増えてきてますが、僕も本業でWEB系コンサルティングをやっている一人です。

WEBコンサルティングをやっているのですが、常に付きまとう悩みとして「WEBコンサルティング」「SEOコンサルティング」って今やってることでいいのかな?とか
そもそも僕は「コンサル」という言葉さえ理解してやっているのだろうか?

と、ふと心配になります。

コンサルという名の詐欺まがいなサービスはやりたくないので、最近はコンサルティングやWEBコンサルティングの基礎から再学習しています。

コンサルティング系の書籍は三冊ほど読んだので、一度思考を整理する意味で記事化しようと思います。

読んだ本三冊はこれ

WEBコンサルタントの主な業務内容

一言でWEBコンサルティングの業務内容を語るのは難しいです。

コンサルティングと称しておきながら、ほとんどWEB屋さんと同一で制作主体な場合もあれば、何かあった場合の相談役として顧問契約のような形にする場合、毎月決まったレポート作成をするだけの業務内容など、提供する会社によって定義はバラバラです。
先生と生徒形式でコーチング主体の場合もあります。

基本的な方針としては事業会社であるクライアントの事業の成功や成果アップというところに主眼を置くみたいです。

SEO会社は検索順位をKGIにしますが、WEBコンサルティングはKGIを事業成果アップに設定します。
とはいってもWEBコンサルティングは関わる領域がWEBサイトやWEBシステム・アプリなどWEBに限定されるケースがほぼ大半を占めます。

仕事の仕方としては以下で解説する「プロジェクト単位で参加」と「顧問契約」の2種類にざっくり大別されます。

プロジェクト単位で参加するコンサルティング

日本のWEB系コンサルティングでおそらくもっとも主流であろう形が「プロジェクト単位」や「事業単位」でPMやPMOとしてコンサルタントが参画するタイプです。
参画するプロジェクトは新規事業の場合もあれば、既存事業や既存サービスサイトであることも少なくないです。

しかし、実態は労働力の補填のためであったりすることもあり、一般的に思うような「コンサルティング」とがかけ離れているケースもあります。
労働力の補填としてのコンサルティングは例えば

  • 記事投稿だけひたすらやる
  • 実質としてSEO業者と同じサービス内容
  • ホームページ制作会社と同様にデザイン・コーディング

などコンサルティングと名乗るには程遠い時間の切り売りも見られます。

これが悪いことかどうかは微妙なところですが、一般的に知られている成果としての価値を提供するコンサルティングではないですね。

顧問のような形で参加するコンサルティング

税理士の顧問契約や弁護士の顧問契約など士業コンサルティングに近いイメージです。

この場合はプロジェクトのように中期目標があるというよりは、クライアントである事業会社のWEBやSEO、システム周りを全般的にアドバイスする人物です。

少なくとも僕の関わってきた範囲ではあまり目にしない少数派のコンサルティングです。

本来の言葉の意味としてのコンサルティングはこの形態のほうが合っているのかもしれません。

WEBコンサルティングに必要なスキル

かなり幅広いWEBやマーケティングの知識が必要です。
全てを極める必要はありませんが、どの分野にもある程度精通していることが求められます。

また、WEBと関係なくてもクライアントの事業や業界のことも学ぶ必要があるので、必要な学習量は膨大です。

以下のようなことはほぼ必須と言える知っておいたほうが良い知識です。

制作関連の必要知識・スキル

  • HTML/CSSの知識
  • 主要なプログラミング言語の知識
  • インフラ関連の知識
  • CMSやECパッケージの知識
  • デザインの知識
  • ライティングスキル

自分の手で制作しなくてはならない場面も出てきますし、そうでなくてもアサインしたエンジニアと対等に話すことが出来ないと主導権を持ったコンサルティングが出来ませんね。

マーケティング関連の必要知識・スキル

  • Googleアナリティクスやサーチコンソールの操作スキル
  • SEO対策の知識
  • インターネット広告全般の知識
  • アフィリエイトスキル
  • ソーシャルネットワークの知識

Googleアナリティクスをはじめとして、各種ツールは使いこなせないと説得力のある提案を作ることが出来ません。
有名なSEOツールは操作方法をマスターしておいてください。

当サイトでも多くのマーケティングツールを紹介しています。
https://tktools.net/topics/tools/

マネジメント関連の必要知識・スキル

  • コミュニケーション能力
  • 外注管理能力
  • チームマネジメント能力
  • リスク管理能力

コンサルティングとはクライアントありきの商売です。
コミュニケーション能力や、時にはチームをマネジメントする管理職のような能力も求められます。

WEBコンサルティングの限界

コンサルティングは成果にコミットすることが非常に重要だし「テーマ」にもなりますが、WEBマーケティングやSEOの成果は運とは言わないまでもやってみないと分からないのが実情です(もちろん実力者は運の割合は減少していきます)。
ですから成果というよりも労働力としてのWEBコンサルティングの方向にシフトしていくのでしょうが、それだと最悪の場合クラウドワークスなどのクラウドソーシング系の安価なサービスとの価格競争に巻き込まれます。

そういうわけで、やはり僕が目指したいWEBコンサルティングの形は単にレポート提出と提案だけではなくWEBやSEOの力を発揮して本質的にクライアントのビジネスを成功させるというところにフォーカスするものです。

手法にとらわれないからSEO業者やWEB制作屋、クラウドソーシング系に身軽さとスピードがあると思います。

参考にした書籍紹介