SEOでやるべき施策は数々ありますが、その重要度や影響度も知らずにリソースを割くのは賢いとは言えません。
そこで僕が考えるSEO対策の優先度・重要度をまとめてみます。
「SEOって大事らしいけど実際にどーすんの?」
という人に向けて書きます。
SEO対策はサイトやキーワードなどの状況よっても変化するものですが、なるべく一般的で汎用的なようにします。
ランキングに与える影響度を視覚化した
オリジナルな表(?)モドキなので見づらいが、色の面積が影響度、横軸がSEOの成長段階です。
このポジションの時はこんなSEO対策がランキングに与える影響度が大きいと思う。
ということをまとめた表です。
SEO対策というものをやれども、イマイチ目に見えた効果を感じないという人はこの図で現在ポジションをあてはめてみてとリソースを集中させている施策が合っているか参考にしてください。
キーワードの難易度やライバル状況によって重要度・優先度は変化しますが、どんなケースでも同じような傾向になると思います。
SEO対策でよくある間違い
かなり初歩的なミスですが、SEOのプロではない方は
- 「リンクが良いと聞いたからリンクだけで順位操作しよう」と考える
- 「サイト設計さえすればあとはテキトー」と考える
- 「一番詳しい記事を圧倒的文字数で書ければ良い」と考える
- 「ドメインパワーが影響すると聞いて中古ドメインを買う」
のようにSEO対策で良いと聞いたからそれだけに傾倒してしまうことです。
検索ランキングは複合的な要素で決まっているし、ランクブレイン(人工知能)なども実装されてきているので、「この手法が効きます」なんてSEO業者に言われたとしても鵜呑みにしないでください。
SEO業者が提案してくる施策は嘘では無い場合ももちろんありますが
- それが与える影響度はいかほどか?
- 今の段階で優先すべき事なのか?
をクライアント側も問いただすべきです。
SEOに答えなど無いというが、
重要度というものはある程度分かっています。
SEO業者を利用していたとしても、マイナスではないが微々たる効果でおまじない的なことを施策の水増しに使われないようにしましょう。
バックリンクの効果を否定しないが
で、リンクSEOは効くの?
に答えていきますと、
今一度、この表の黄色い部分を見てもらうと分かりますが、
リンク対策の影響度はこんなに少ない面積であると考えます。
それもランキング下位の状態で有効な施策であるとは考えられません。
あなたのサイトはどうですか?
リンクの効果は健在ですが、しょうもない順位から自演リンクで押し上げようなど愚行です。
検索上位になって初めてライバルに差をつけるくらいのイメージで大丈夫です。
差をつけるといっても重要度を表す面積はこんな小さいということを覚えておいてください。
自演リンクのリスクは極めて大きいです。
いうならば「ハイリスクローリターン」ですね。
ではSEOに与える重要度・優先度が高い施策は?
小細工みたいなSEO対策を完全なまでにこなしても青の「サイト設計」と緑の「記事設計」が無いと総合的にSEOでは弱小です。
サイト設計はサイト全体のSEO設計を考えることで、記事設計は記事単位でコンテンツの充実度を高めたり、ユーザーに役立つような記事を目指すことです。
面で捉えるSEO対策がサイト設計、点で捉えるSEO対策が記事設計です。
どちらが良いということもありません。
表で重要度を示す面積を見てもらってもわかりますが、この二つが出来ていれば理論上SEOに強くなります。
プロとされるSEO業者でもこの概念を理解していないことが多く、何か一つの施策で順位を上げようとしますので気を付けてください。
「コンテンツマーケティング」「コンテンツSEO」なんて雑な言葉で騙されないことが肝心です。
インハウスでSEOやってる人も成果が出てる気がしないと思ったらこの表に当てはめて考えてみてください。

僕は順位を上げるためのSEO対策というより下げないSEO対策というのを意識してやってます
主にWebメディア運営やSEOコンサルティングの活動を行っています。札幌在住のフリーランス。その他の活動:オウンドメディア立ち上げ/コンテンツ制作/プロジェクトマネジメント/Webデザイン/LP制作
プロフィールページ