シミラーウェブというツールはマーケティングの話になると結構出てくるツールですよね。
でも何だか名前だけ知っていて機能についてはフワフワしたような理解しかありませんでした(俺だけか?)。
でも実際使おうとしても申し込みやら料金やらで、あまり気軽に使えるツールではありません

サラリーマン時代に割と日常的に使う機会があったので、基本機能について解説しようと思います。
中でも無料版シミラーウェブでどこまで分析が出来るかについて解説していきます。

シミラーウェブの基礎知識

ツールの中身に入っていく前にざっくりとシミラーウェブについて解説します。

シミラーウェブはイスラエルで生まれたツールで、日本国内ではギャプライズという会社が代理店となって販売しています。

シミラーウェブ(similarweb)
https://www.similar-web.jp/ (※外部リンク)

主要機能

いくつか機能を持つシミラーウェブですが、主要機能を紹介します。

  • ウェブサイト分析
  • 業界分析
  • キーワード分析
  • アプリ分析
  • アプリカテゴリ分析
  • Google Play キーワード

となっています。
ざっくり、ウェブサイトの分析とアプリの分析が出来るようですが、僕はウェブサイトのほうしか使ったことがありません。

上記で述べた主要機能のうち、僕の場合は主に「ウェブサイト分析」と「キーワード分析」を好んで使っていました。

個人や中小企業で使う場合注意してほしいこと

小規模なウェブサイトの分析には正直なところ適しているとは言い難いツールです。

シミラーウェブ自体は利用者も多く、素晴らしいツールだと思うからこのブログでも取り上げましたが、「全ての人におすすめ出来るわけではない」という前提のもと読み進めてください。

シミラーウェブは大規模ウェブサイト向け

小規模なサイトではあまり良い分析結果は取得できません。
というのも、後述で説明しますがURLを入力しただけでとれるデータなので数値の細かい部分はおおざっぱです。

ahrefs(エイチレフス)等も似たような機能を持ちますが、体感ではシミラーウェブの細かいデータの正確性は高いとは考えていません。

大まかな流れをつかむのに最適なツールです。

シミラーウェブの価格について

紹介しておきながらデメリット的な特徴から先に書いているのも微妙なんですが、シミラーウェブ有料版の価格は高いです。

この記事のテーマである無料版シミラーウェブであれば価格は関係ないのですが、有料版の導入を検討したときは価格で躓く場合も想定されますのでご注意を。

価格について明確に説明したいところなのですが、2017年10月現在でプラン内容の改定があったり、そもそも価格がオープンな感じの売り方じゃないのでギャプライズ社にお問い合わせください。

実際導入までやったことがあるので価格表は持っていますが、ブラックボックスな部分が多いのでここで明言することは回避しておきます。

シミラーウェブのプランと料金表

一応、「プランと料金」というページはあるのですが、価格は書いてないですね…

シミラーウェブ無料版・有料版の機能の違い

安価ではないツールだけあって無料版シミラーウェブは結構機能制限があります。
有料版はプランがいくつかあるので一概には言えないですが、以下のような感じです。

プレミアム(有料版・カスタマイズあり) 無料版
指標ごとの結果5件 指標ごとに無制限の結果
1ヶ月分のモバイルアプリデータ 最大28ヶ月分のモバイルアプリデータ
3ヶ月分のウェブトラフィックデータ 最大3年分のウェブトラフィックデータ
グローバルおよび国レベルのデータ
デスクトップ – モバイルウェブ分割
モバイルアプリのエンゲージメント
人気のあるページ
キーワード分析
業界分析
ユニーク訪問者数
複数のユーザー

こうして無料版・有料版を比較してみると無料版は実践的な分析やマーケティングに活用することは、少々厳しいかなという印象です。

デモとして使用する分には問題なさそうなので上手に活用すると良いでしょう。

無料版シミラーウェブで遊んでみる

無料で使用させてもらえる範囲で分析をしようとすると、どのようなデータが得られるのでしょうか?

多くのケースでメインで使用されるであろう「ウェブサイト分析」についてちょこっと紹介してみます。

ウェブサイト分析機能はドメイン名を入力するだけです。
しかし少し注意したいのはドメイン名だけの入力しか対応しておらず

例えば
example.net
https://www.example.net/
等はどれも「example.net」に対しての調査となってしまいます。

個人的な要望としてはURLごと正確に調査が出来ればよかったのですが。

ドメイン名を入力すると以下のような概要が見れます。

無料版シミラーでウェブサイト分析をした

最初に見えるのは

  • グローバルランク
  • 国ランク
  • カテゴリのランク

これらはシミラーウェブが独自に算出したトラフィックをもとにしたランク付けになっており、ランクが小さければ小さいほど良い、という指標です。

僕の場合はランク算出の根拠が良くわからなかったので、あまり気にしていません。

ただ、中古ドメインなどドメイン名だけで調査をせざるをえない場合、分かりやすくランク付けしてくれるので使えます

続いてトラフィックの質(量、デバイス、滞在時間、直帰率)等基本的なトラフィックに関する情報が取得できます。

マーケティング・ミックス

流入元のチャネルが見れます。

例えばexample.netはダイレクトのトラフィックが90%以上を占めていることがわかりました。

マーケティング・ミックス

他にリファラルやドメインの参照カテゴリ、さらには流出リンクの状況なども確認できます。

競合調査に最適なシミラーウェブ

このようにドメイン名だけ判明していれば、これほどのデータが取得できるので「競合分析」に力を発揮するツールとなっています。

逆に自社サイトやオウンドメディアであればGoogleアナリティクスやサーチコンソールで自社分析をしたほうが信頼性のあるデータでシミラーウェブを使う必要性は少ないように感じます。

他にもウェブサイト分析機能は主要機能のうちのひとつですが、その中にも機能が分かれているのでリストアップしてみました。

ウェブサイト概要

よく使われると思われるデータが1ページ内で見れる。

ウェブサイトのオーディエンス

トラフィックの客層の情報が取得できます。

  • トラフィックとエンゲージメント
  • 地域
  • オーディエンスの興味

トラフィックソース

どこから(オーガニック・ソーシャル・有料広告等)流入してくるのかがわかる。

  • マーケティング・ミックス
  • リファラル
  • 検索
  • ソーシャル
  • ディスプレイ広告

トラフィックの行き先

文字通り流出していくトラフィックの性質を調べる。

  • 流出リンク
  • 流出広告

ウェブサイトのコンテンツ

ウェブサイトのコンテンツ内容を分析。

  • サブドメイン
  • 主要なフォルダ
  • 人気のあるページ

これらのマーケティングに使えるデータが「期間別」「地域別」「デバイス別」「比較」などで見ることが可能です。

無料版シミラーウェブが向いてる人は

とりあえず無料でも一部機能が利用できるので、どなたでも使ってみると良いのでしょうが、向いている人はこんな人でしょう。

  • 競合調査が上手にできない
  • 競合調査に時間がかかりすぎる
  • 中古ドメイン査定
  • SEOでどうしても勝てない相手がいる
  • 直感的に使えるマーケティングツールが欲しい

このような方だと思います。

無料で使えるツールとしてみたならば比較的有能なツールですのでユーザー登録だけでもしておいて損は無いでしょう。

シミラーウェブのサイトにはこうも書かれています。

代理店

インサイト主導型のピッチで新規ビジネスを獲得する
データ主導型のマーケティング戦略を立案し、広告予算を拡大する
インサイトに富むレポートでバリュープロポジションを充実させる

レポート出力機能や、PPCなどの分析にも使えることから「代理店」向きと謳っています。

マーケティング担当者

チャネル横断的なデータ主導型のマーケティング戦略を構築する
デジタルマーケットシェアを理解してトラッキングし、成長させる
自社のビジネスに関心を示しそうなユーザーを探す

SEOや広告、市場調査、競合調査で役に立つことは言うまでもありません。
また、その業界が伸びているのか衰退しているかなど、業界の分析にも使えるでしょう。

アナリスト

ウェブサイトやアプリのデジタルマーケットシェアを分析する
新たな競合他社と新興産業の動向を確認する
市場の拡大とM&A戦略を推進する

競合の分析や競合の動向を見るのに使えるということですね。

事業開発

業界と競合他社を分析して潜在的なパートナーを探す
マーケットシェアを分析してリードの適格性を判断し、優先順位を付ける
企業のデジタル戦略を見つけてピッチを改善する

事業展開していくに当たってパートナーとなりうる類似サービスを見つけるのにも役立ちます。

被リンク情報が見たいならahrefs一択

競合調査をするうえでライバルの被リンク状況を把握したいところですがシミラーウェブでは被リンクまで見ることが出来ません。

被リンクを調べたいなら、ahrefs(エイチレフス)のほうがいいでしょう。

被リンク分析ツールなのでシミラーウェブとは趣旨が異なることは理解していますが、

ahrefsは被リンク
シミラーウェブはトラフィック

の分析と覚えておいてください。

ahrefs(エイチレフス)
https://ahrefs.com/ (※外部リンク)

シミラーウェブはこう使っている

シミラーウェブはざっくりと競合調査をする際に一目でわかりやすいデータが取得できるのでプロジェクトに着手する前にちゃちゃっと概要だけ把握するのに便利です。

データの数値まではあまり過信せずに業界のおおざっぱな流れを知るのに役立てると良いでしょう。

シミラーウェブ(similarweb)
https://www.similar-web.jp/ (※外部リンク)

また、ドメインパーキングで収益化を目指すようなコアなドメイナーは必須のツールと言えるかもしれません。

ドメインパーキングの収益化については別の記事で話そうと思います。